以下、ニュースより
・緒形拳さんの最期に立ち会った俳優の津川雅彦さんは葬儀に出た後の7日夜、東京都内で会見。「こちらが感動するほど仕事が好きな役者。死ぬ瞬間まできちんと生き、(がんと闘って)燃え尽きた。名優らしい見事な最期だった」と目に涙を浮かべて語った。
緒形さんががんを患っていたことは5日、危篤の知らせを聞き、駆け付けた入院先で知らされたという。
「何年も前から(がんにかかっていたと)ボクに何も言わず、死ぬ間際まで1人で頑張った。本当の“モンスター”です」。
2人の出会いは40年ほど前。テレビドラマの必殺仕掛人シリーズで敵役を演じたのがきっかけだった。作品と向き合い、役者としての意見を通わせる中でお互いを認め合った。「『お前がオレの親友だ』と言っては、本当に僕を大事にしてくれた」という。
緒形さんの人柄については「シャイで不器用。日ごろから役者は『ヘタウマ』が良いと言っていた。不器用ならその分、努力する。それだけ役に魅力が出ると言いたかったのでしょう」
会見では3年ほど前、シャイな緒形さんを合コンに誘い、断られた秘話も明かした。「合コンの前日になって『今まで悩んでいたが、やはり行くのは無理』と言ってきた。(それより前に)一度は行くと言っていたのは、アイツの進歩だなと思った」
緒方さんは4日夜、獨協医大に入院した。術後の経過は良好だったが、急変。自分の孫が病室に来たのを見届けるかのようにして亡くなったという。
「(臨終を迎えるまでの)10分間は歌舞伎役者のように虚空をにらみ続けていた。役者としてあんな最期をオレも迎えたいとうらやましく思った。カッコいい最期だった」
あまりに突然だった親友の死に、放心した様子で語った。
人が死ぬということ。
それは間違いなく個人の問題ではなく
その周囲の問題である。
「死に様」なぞという言葉があるように
不慮の死を遂げた方は別として
その最期は周りの人々に深い影を落としもするし
また病などと必死に闘った人物においては
深い感銘を与えたりもする。
今回の緒方氏の死もまるで映画の1シーンのごとき
感極まるものだったに違いない。
ガンは苦痛との闘いと言われる。
モルヒネという一種の麻薬を痛み止めとして注入し
緩和し生きながらえる。
壮絶な痛みだったに違いない。
見取った津川氏に最期、「うなぎ食いいこうな。」などと言える境地は
一体、どんなだろう。
俳優業としての氏の功績はそれほど詳しくないが
すばらしい俳優だったと記憶している。
人間としても
男としても
憧れてしまうわなぁ。
こんな人間に。
いつまでもイカす人間でいたいもんだ。


